演題情報

学会・委員会企画

開催回
第56回・2011年・横浜
 

専門医と指導医の研修カリキュラム

演題番号 : GI-6-1

中西 健:1

1:兵庫医科大学 腎・透析科

 

透析専門医の研修カリキュラムは、日本透析医学会のホームページの専門医制度委員会の中に掲載されています.研修カリキュラムの位置づけは大変重要となっており、第1節 専門医の資格 第8条 3) 認定施設または教育関連施設において本会の専門医制度委員会の規定によって編成された研修カリキュラムに従い研修を行うことが定められており、施行細則 第6章 認定施設の研修カリキュラム 第21条に「研修カリキュラムは 本学会専門医制度委員会が定めた透析専門医カリキュラムに準拠して教育責任者が編成しなければならない.」と規定しています.教育責任者は認定施設の指導医の中から定められることになっており、研修カリキュラムにそって専門医の育成を行う必要があります.また日本透析医学会は, 2004年3月1日に社団法人日本専門医制評価・認定機構(加盟74 学会) に加盟し. 専門医の広告可能な学会としても認定されており、常に透析専門医としての質を担保することが求められています. 当機構より発行されている日本専門医制度概報にも専門医到達目標の中に「透析指導医の指導の下で実地教育を受ける」とされています.このように研修カリキュラムは専門医制度の根幹をなすため、透析医学の発展・社会の変化・保険制度などにあわせて適切に改訂する必要があります.今回の改訂では、内科系・外科(泌尿器科)系、小児科系委員からなる改訂ワーキンググループを組織して、透析専門医として習得しておかねばならない項目について改訂案作成作業を行なってきました.on-line HDF(血液透析濾過)、腹膜透析と血液透析の併用、透析液水質管理基準などの新規に保険で認められた項目に加えて、倫理および安全対策について、長時間透析および頻回透析についての項目を追加しました.また、透析患者の高齢化に伴う合併症や同時に起こってくる栄養障害について、より専門的に習得しておく必要があるとの考えから、新規項目として追加しました.さらに現在多くの患者で問題になってきている精神・神経系の疾患についてもより深い見識が必要との観点から追加しました。

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