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開催回
第56回・2011年・横浜
 

短期留置カテーテルに内頸静脈-上大静脈血栓症と敗血症性肺塞栓症を合併した糖尿病性腎症の一例

演題番号 : P-4-049

坂本 いずみ:1、永田 高信:1、榊原 雅子:1、草深 裕光:2

1:名古屋記念病院 腎臓内科、2:同 総合内科

 

【症例】50歳代男性.10年前より糖尿病、高血圧、4ヶ月前に腎症を指摘されたがコントロール不良であった. 20XX/3/17 呼吸苦を訴え緊急入院.腎不全によるうっ血性心不全と診断.右内頸静脈にバスキュラーアクセスカテーテル(以下VAC)を留置し、緊急血液透析導入.透析毎に除水を行い症状は軽快した. 4/7より発熱あり.カテーテル感染と考え、VAC抜去、抗菌剤治療、導入期に作成し発達を待っていた自己血管内シャントの穿刺を開始した.一旦解熱したが、4/16より再度発熱が持続.胸部CTにて右内頸静脈から上大静脈に連続する血栓と肺野辺縁に空洞形成を伴う多発結節影とを認め、血液培養でMRSAを検出した.VAC関連感染性静脈血栓・敗血症性肺塞栓症と診断.抗菌剤治療に加えて抗凝固療法を行った.その後は静脈血栓の消退と感染症の軽快を得た. 【考察】中心静脈カテーテル関連血栓症は報告によって異なるが30-70%にも上る重大な合併症である。血栓は感染の温床になるため、その管理は厳重に行う必要がある.

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