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吻合部近傍狭窄におけるPTA~その2 超高耐圧バルーンの有用性~ 演題番号 : P-3-025 浅田 博章:1、高橋 秀彰:1、佐藤 竜:1 1:六ッ美内科クリニック
【目的】シャントでは、吻合部狭窄が最も頻度が多い。しかも、ウエスト状狭窄は非常に強固な病変である。それに対するPTA時におけるバルーンの選択は重要である。我々は超高耐圧バルーンの適用部位・使用方法について検討を行った。【対象及び方法】PTAを行った231回の内、吻合部狭窄は240回あり、それらについて検討した。過去に使用したバルーンは、12気圧・18気圧・20気圧・30気圧まで加圧可能な耐圧バルーンである。【結果】12気圧・18気圧・20気圧バルーンではウエスト状狭窄に対し、完全拡張が得られなかったが、超高耐圧バルーンでは完全拡張が得られた。【考察】吻合部近傍狭窄の内、シャント作成後早期に出現するウエスト状狭窄は、強固な狭窄病変であり、超高耐圧バルーンのみが完全拡張することが可能であった。ただし、拡張時バルーンは折れ曲がった状態である。吻合部近傍狭窄の内、ウエスト状狭窄に対しては、シャント作成後早期にPTAを行うと再狭窄の頻度が減少する傾向があった。
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