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開催回
第60回・2015年・横浜
 

Mikulicz徴候と後腹膜線維症による腎後性腎不全を呈したIgG4関連疾患の臨床経過

演題番号 : P-3-515

田中 純子:1、新田 孝作:2

1:朝霞台中央総合病院内科、2:東京女子医科大学第四内科

 

【症例】74歳男性。 平成24年3月より耳下腺・顎下腺腫脹、全身倦怠感も出現し同年4月28日当院受診。Mikulicz徴候、後腹膜線維症による両側水腎症、Cr13.6mg/dL, K=7.4mEq/Lと腎障害を認め同日入院。緊急透析後、両側尿管ステントを挿入し透析離脱。IgG4=1540mg/dL、耳下腺生検所見より、IgG4関連疾患と診断し、5月18日からプレドニゾロン(PSL)0.8mg/kg/day 開始。0.5mg/kg/dayまで漸減し7月3日Cr=2.1mg/dLにて退院。さらに漸減後同年8月PSL中止。尿管ステントは平成25年1月に左、3月に右側を抜去した。現在PSL中止後16ヶ月だが水腎症の増悪もなく良好に経過している。
【考察】近年、後腹膜線維症の原因としてIgG4関連疾患が注目されているが、その長期経過は未だ明らかでない。本例はPSLが奏功し中止後も再燃無く経過しているが、今後も慎重な観察が必要と考える。

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