演題詳細

ミニオーラル

 
[P-149] ミニオーラル149:大腸:虫垂 4 他
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日程
2014年7月18日(金)
時間
13:30 - 14:20
会場
ブースE (郡山総合体育館 1階 小体育館)
座長・司会
座長)土井 孝志:1
1:白河厚生総合病院外科
 
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診断および治療判断に苦慮した16週妊婦における外傷性虫垂損傷の1例

演題番号 : P-149-1

河合 俊輔:1 山本 一博:1、竹花 卓夫:1

1:佐久総合病院 外科

 

【症例】症例は妊娠16週の29才女性.既往は特になし.乗用車助手席にてシートベルト装着下の事故で受傷,腹痛の訴えが強くドクターヘリにて当院へ搬送された.来院時,バイタルサインは安定,FASTでも異常所見なし.腹部所見では右側腹部に著明な圧痛あり,腹膜刺激徴候も認めた.産婦人科とも相談し,腹部単純CTを撮影した.CTでは右傍結腸溝に少量の腹水を認めるのみであったが,腹部所見の強さから外傷性腹腔内損傷を疑い緊急手術の方針とした.下腹部正中切開で開腹し,腹腔内を観察すると,虫垂根部より3㎝ほどで虫垂が断裂していた.また腹腔内洗浄中に虫垂切断断端を発見した.他に損傷はなかった.定型的な虫垂切除術を施行し,手術終了とした.妊娠継続に問題はなく,創感染は認めたものの,後遺症なく第23病日に退院となった.
【考察】外傷による虫垂損傷・断裂は極めて稀である.本症例では診断および治療判断に苦慮した.診断,治療方針を含め,文献的考察を加えてここに報告する.

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