演題詳細

ミニオーラル

 
[P-149] ミニオーラル149:大腸:虫垂 4 他
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日程
2014年7月18日(金)
時間
13:30 - 14:20
会場
ブースE (郡山総合体育館 1階 小体育館)
座長・司会
座長)土井 孝志:1
1:白河厚生総合病院外科
 
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静脈硬化性大腸炎の一例

演題番号 : P-149-7

森田 恒彦:1 上井 直樹:1、山田 俊二:1

1:西さっぽろ病院

 

【はじめに】静脈硬化性大腸炎は,静脈硬化症を伴うまれな虚血性腸炎であり,動脈硬化に起因する通常の虚血性大腸炎とは異なった特有の病像を呈する.今回我々は,保存的治療で改善せず,手術を施行した一例を経験したので報告する.
【症例】80歳女性.腹痛にて前医にて入院加療も改善せず,発症1週間後に当院紹介受診した.CT上,腸間膜静脈石灰化と盲腸から横行結腸までの虚血性変化の所見を認め,静脈硬化性大腸炎の診断にて,入院,絶食,抗生剤加療を行った.下部内視鏡検査所見は,盲腸から横行結腸まで,不整潰瘍が多発しており,腹痛の軽減は認められたが,腸虚血の部位に一致した圧痛は残存し,38度の発熱及び炎症反応高値が持続し,内視鏡所見でも改善を得られなかったため,入院24日目に,腹腔鏡下拡大右半結腸切除術を行った.術中所見では,盲腸から横行結腸にかけて,漿膜面の青褐色変化と壁硬化が認められた.病理上,術後は特に問題なく経過し,術21日目に退院した.
【まとめ】静脈硬化性大腸炎は漢方薬との関連が指摘されているが,今回我々の症例では,内服歴がなく,原因は不明であった.稀な疾患である静脈硬化性大腸炎を経験したので文献的考察を加えて報告する.

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